自分が選んだ人から自分も選ばれて初めて「ご縁」が動き出します。
お見合いでお相手から良いお返事を頂くためには、ちょっとしたコツがあります。
お相手からのお断り理由を基に、「お見合いのコツ」に繋がる対策を考えていきましょう。
★お断り理由その1「写真とイメージが違う」
一度もお会いしたことのない方と待ち合わせをするわけですから、プロフィール写真のイメージ通りでないと、お会いした瞬間から「なんかイメージと違う」とがっかりされてしまいます。
当日の服装、ヘアースタイル、メイクは、プロフィール写真と同じイメージにしましょう!
お見合いのお相手は毎回違いますから、プロフィール写真と同じ洋服を「お見合い用」として決めておくのもいいでしょう。
季節によって、半袖を長袖にしたり、素材を変えたりするとしても、色合いやデザインがプロフィール写真のイメージと大きくかけ離れないようにすることが大切です。
★お断り理由その2「自分に興味がなさそうだった」
実際にお会いしてみたら、「自分には合わない人だった」ということもままあります。
そんな時、あからさまに「興味なし」という態度をとってしまう方がいます。
「どうせ、もうこの人とは会うことはないのだから」とでも思っているのでしょうか、お相手の気持ちを損ねるような振る舞いを平気でするのです。
「自分がどのように接すれば相手は気分をよくしてくれるか?」を考えコミュニケーションすることは、婚活に限らず、仕事でもプライベートでも、人間関係を良好に保つための基本です。
こうした社会人としての基本が日頃から自然にできていないと、自分にとって「いい方」との出会いがあっても、どこかでほころびが出て、お相手からは「お断り」されてしまいます。
自分には合わないなと思っても、お相手の方には「ご縁はなかったけれどいい人だった」という印象を与えてお別れできるように、お見合いの1時間、自分の気持ちをコントロールすることに徹することが大人のマナーです。
自分は「お断り」であっても、常にお相手からは「交際希望」のお返事を頂けるようにする。
いわば、「お見合い上手な人」になることで、結婚の可能性は大きく広がってきます。
★お断り理由その3「仕事の愚痴が多かった」
「彼女は聞き上手で、僕の一番の理解者になってくれる気がします!」と自信満々で男性から報告が届いた直後に、お相手の女性から「お仕事の愚痴ばかりで疲れました」とお断りされてしまう残念なケースを何度も見てきました。
女性が優しく共感してくれると、こういうタイプの男性は、この人は自分のことを理解してくれると確信して、ついつい自分ワールド(愚痴のオンパレード)を炸裂させてしまいます。
女性は男性に求める強さや尊敬のまなざしを仕事に見出すことが多いので、仕事にやりがいを持って、バリバリと生命力にあふれる姿に惹かれるものです。
そこで、会ったばかりの人から、仕事の不満をグチグチ言われたら、魅力は半減(全滅かも)してしまいます。
お互いの信頼関係がまだ深まっていないときに、仕事の愚痴を聞かされると、「この人と結婚したら、毎日この愚痴を聞かされそう」といったイメージを持ってしまうのです。
人の愚痴を聞くのはとてもエネルギーがいります。
愚痴を聞かされる相手の心に、自分がダメージを負わせていることに気づかないようなお相手と、結婚したいと思うでしょうか。
いくらお相手が聞き上手で居心地が良くても、そこはぐっと我慢して、楽しい話題に切り替えましょう!
★お断り理由その4「価値観が違う」
お見合いの報告で、双方の感想が真逆ということが時々あります。
一方からは、「すごく価値観の合う人で楽しかったです!」と交際希望なのに、もう一方からは「価値観が違うのでお断りします」という返事が届くのです。
結婚相談所では、双方の担当者を通してお返事しますから、本音は「生理的に無理です」というのがお断り理由だったとしても、「価値観が違いました」と、建て前で先方にお伝えすることもあります。
そういう場合はさておき、お会いして1時間程度でお相手の本質までは分からないはずなのに、価値観の違いを感じる理由はなんなのでしょうか。
それは、
お見合いが楽しくなかった、からです。
そしてその原因は、必ず会話にあります。
会話のキャッチボールを楽しくできないとお相手は疲れてしまい、「会話がかみ合わない、テンポが違う、居心地が悪い」というネガティブな感想を抱いてしまい、「価値観が違うと思った」となってしまうわけです。
あなたは、お見合いの時、
お相手の話を遮って、自分の話をかぶせていませんか?
質問することだけに気を取られて、会社の面談のようになっていませんか?
自分のテンポで自分の話にばかり夢中になって、お相手を置いてけぼりにしていませんか?
事前準備をしないまま、行き当たりばったりでお話していませんか?
一つでも思い当たることがあれば、そこを意識して改めるだけで、お相手に与える印象は格段に変わってきます。